執筆

著書:「老親介護は突然やってきた」

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* 本書の内容

 脳梗塞で突然倒れた母。地域新聞の編集長としてバリバリ働いていた娘の生活は一変、往復5時間半の道のりを通いながら、手探りの介護 が始まる。仕事をやめるべきか、趣味をあきらめるべきか。悩みながらも、どちらも捨てられず、介護も両立できる道を模索する。

さまざまな介護の方法を試行錯誤の末、母親自身にとっても娘にとっても最善と思われる在宅介護の道にたどりつ
いた500日間のドラマ。

第1章 故郷の母が脳梗塞を発病
第2章 往復5時間半の道のりを病院通い
第3章 介護老人保健施設に馴染んだ母
第4章 介護保険は在宅介護の強い味方
第5章 これまでの仕事人生を見直す
第6章 転んで骨折し、母またもや入院
第7章 特養ホーム入所を断念
第7章 自立をめざす在宅介護


* あらすじ

2006年1月8日、母の左手足が動かなくなり、内科の病院へ運び込んだ。 脳梗塞の疑いがあるといわれ、脳神経外科病院へ転院。一刻でも早く歩けるようにさせたいと病院探しに奔走し、リハビリ専門病院へ転院させる。回復に向かうが、まだ歩けないうちに3か月で退院させられてしまう。在宅介護めざして自宅をバリアフリーにリフォームするものの、年老いた父による介護には不安があり、「自宅に帰りたい」と泣く母をなだめすかして介護老人保健施設へ入所させる。そこは母にとって予想外に楽しい場所だった。

 5か月後、自宅へ戻り、介護保険の介護サービスを利用しての在宅介護が始まる。理想的な在宅介護が始まったと喜んだのも束の間、転んで大腿骨を骨折し、またもや入院。家族はいったん、特別養護老人ホームへの入所を決意する。しかし、母親にとって最も幸せな生活は何かと苦悶した末、結局、入所を断念し在宅介護の道を選ぶ。
母の介護のため、会社を辞めて実家に帰ることを一度は決意した著者だが、お盆休みや在宅がスタートして1週間、母と一緒に暮らして考えが変わる。母を自立に近づけるためには同居しないほうがいいと判断。週1回の遠距離介護を続けながら、親と娘の双方にとって最もよい道にたどりつく。
  一連の体験記録の合間に、介護保険についての説明や介護保険の問題点、日本の高齢者福祉の今後など、ジャーナリストとしての視点も盛り込む。

* 本書の特長
 40代、50代の働きざかりに、突然老親が倒れ、仕事と介護の両立に悩むビジネスマン、ビジネスウーマンは数多い。しかも、介護が必要になった原因でもっとも多いのが脳梗塞など脳血管疾患である。その“もっとも多い、もっともよくあるケース”に遭遇した著者が、その体験を通じて“介護の犠牲になる人が一人もいない”かつ“介護される人も満足できる”新しい在宅介護を提案する。
 本書は2006年2月から西多摩新聞紙上にリアルタイムで連載。そのとき、そのときの家族の気持ち、介護される親の気持ちがリアルに伝わり、読者をハラハラドキドキさせた。多くの読者から「私も母の介護を思い出して泣きました」「次は次はと先の待たれる内容です。同年代の方は皆、同じ思いでしょう」などと大きな反響が寄せられている。