
どこでも見かける便利屋さんだが、私にはちょっと思い入れがある。
今の私には宝石なんて少しも興味がないけれど、一時期やたらと深い青色のラピスラズリが欲しかった。チェーンが決まって金だったために、プラチナのチェーンで繋げたネックレスを捜していた。
そんなある日、野原でこの玉龍の実をみたら、なんと宝石のように美しい。ラピスラズリそのもののようで、その瞬間から宝石への興味は消えてこの逞しい草をたくさんそうと心に決めた。
ケースで2つほどのスタートだったが、今はたくさんに増えている。踏まれてもわりと平気なために、踏み石の 周りにも重宝している。天気の良い日に、葉をかき分けてほれぼれと実をみつめる中年のおばさんなんて絵にならないだろうけれど。[2000.11.21]